社会福祉法人 檜の里 自閉症総合援助センター あさけ学園

あさけ学園とは

設立の趣旨

社会福祉法人「檜の里」あさけ学園は、全国で初めての自閉症者を中心とした施設として、自閉症児・者の親たちによってつくられました。

社会全体があまりにも能率や効率を重んじすぎている結果、一定の規格に合わない私たちの子供は、これまで同情はされても社会に共に生きる一人として認められてはきませんでした。

福祉という言葉は語られても、人の心の中に、社会体制の中に、教育の中に、実際は差別のひどくある日本の社会の現状です。

どんなに不完全であっても、与えられた能力を積極的に生かし、互いに協力してより高い人間性を目指した、生き甲斐のある生活をすることが、我が子たちにとって難しくあってもできない筈はなく、それが彼らにとっても本当の喜びであることに違いはありません。

たまたま自閉症児をもつ親となった私たちは、我が子の将来を案ずる一念から出発して、社会や人生について多くのことを学び、深い絆によって結ばれ、ここに一つの仕事を成し遂げました。

※出典:昭和58年8月作成「あさけ学園パンフレット」見開き1ページ「はじめに」より

法人の名「檜の里」

『私たちにとってめざす檜とは』この問いかけを常に忘れず、答えを求め続けていくつもりです。

設立当時、三重県津市にあった県立小児心療センター「あすなろ学園」で療育を受けた子供たちの親が中心になったので、『あすは檜になろう』と「あすなろの樹」がめざしてきた檜の豊かに育つ里でありたいとの願いを込めて名付けました。

Page Top